『おはようございます、黒崎さん。
約束、覚えてますか?
11時頃、店の方へ来て下さいな。
――待ってます。 浦原 』
朝届いた一通のメール
そうだ。もし暇なら商品の仕入れ…手伝ってくれないかって
約束させられてたっけな…。
チッ…仕方がねぇ、行ってやるかっ!
11時10分前
店に着くと、アイツが店先に立っていた。
「…来てやったぜ。……っ、なんだよ!ジッと見て…!!」
「――いや…、黒崎さんだなぁ~って。…来てくれて嬉しいっスvv」
とても嬉しそうに、綺麗な笑顔を見せたアイツ…。
…不覚にも見惚れてしまった。なんだよっ…反則じゃねぇか!あの笑顔////
見た事もない商品が並ぶ中
浦原さんに説明して貰いながら見て回ってたら…時間はあっという間に過ぎてしまった。
「じゃあ俺、そろそろ帰るわ!」
「…もう少しだけ、駄目っスか?少し歩きません?」
少し淋しそうな顔をして、アイツが俺の袖を掴んだ。
なっ、なんだよ!?
「アタシ……最近、黒崎さんの事ばかり考えちゃうんスよ…。」
え…?
「いつも眉間にしわよせて不機嫌そうで、…でも友達と楽しそうに笑ってたり
妹さん達にはお兄さんの顔で優しいですし、…いつも必死で皆を守ろうとしている…。
髪も君も、ホント太陽みたいな人だなぁって。
―でも、いつも辛い時も何でも間でも、自分一人で背負込んでしまって…頑固ですし…
自分が傷付く事にはまるで無頓着…!
本当に全く…見てて危なっかしいったらありゃしないッス…。
なんだよっ!…人の事馬鹿にしてんのか!?
「――でも、そんな不器用な君が…愛おしくて、目が離せない――。
君が全てを守りたいと言うのなら…アタシは、全てのものから君を守ってあげたい――。そう思うんスよ…。」
ゆっくりとアイツが近づいてくる。
こつん。とおでこに軽い衝動がして…
視界いっぱいに広がるのは、優しく微笑んで…でも真剣な目をしたアイツの顔。
「――君が好きだと……、言ってもいいっスか?」
書いて見たいなぁ~と思って、最初にトライしたssもどきです。。
最後のセリフが言いたかっただけ・・・